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りんご栽培に使用される農薬

りんご作りには、摘花(果)作業が必要です。5個の花がまとまって咲くので、そのまま育てると、小さなりんごにしかなりませんので、4個の花(果)をとります。
カルバリル(商品名デナポン)という農薬は便利なもので、この農薬をかけると4個の花がとれます。ところが、このカルバリル、動物実験で発がん性が報告されています。

ヨーロッパ共同体では、
1.分解産物の毒性
2.カルバリルの発がん性
3.昆虫を食べる鶏への長期にかける、高い毒性
4.消費者に対する影響の研究が不十分である。
などの理由で、2006年に使用が認められなくなりました。

ある生協は、産直のりんごでの、カルバリルの使用を認めているそうです。
りんご作りの手間を減らして、安く売るためには、必要な農薬ということでしょうか?

りんごが木から落ちなくさせる農薬もあります。このうち、ダミノジットは、特に危険で、発がん性が疑われて、平成元年から、食用作物には、使えなくなりました。
ところが、家庭用園芸用の商品として、ビーナインスプレーという商品名で正々堂々と販売されています。(伊澤)