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福島第一原発避難エリア内で放棄された牛の体内の人工放射性物質

大川原です。

論文紹介第2弾です☆
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2011429日から1115日にかけて、福島第一原発から20Km圏内の79頭の牛を捕獲して、臓器中の放射性物質濃度を測定したものです。

バンダジェフスキーの研究で、内分泌器官にかたよって移行するという人での研究もありましたが、これをみると、セシウムは全身にまんべんなくひろがっています。と、いうことは、生体濃縮しにくいということ。このことから、一つの情報に固執するのではなく、いろんな情報を見ていく必要があるんだなと思いました。

 テルル -132はテルル -129mの26.7倍放出されており、テルル –129mが腎臓に7000ベクレル/Kg蓄積していたことから、その26.7倍の蓄積の可能性があり、そのテルル -132がヨウ素 -132に変わって甲状腺に移行して被曝をもたらしていた可能性があります。
ということは、甲状腺がんの発症率を考えるときに、ヨウ素のみではなく、テルルも含めて考えないといけないのではないかなと思いました。

 

 

 

 

 

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